エディさん、M氏、まっつんによる会社の同期プロレス会にて、
プロレスリング・ノア創立10周年記念大会第1弾を観戦してきました。
プロレスリング・ノア創立10周年記念大会第1弾を観戦してきました。
場所は2000年12月23日にノア初のビッグマッチを行った
有明コロシアムです。
屋根が開閉式のテニス用スタジアム。
1987年オープンということで、少し古めかしい雰囲気。
会場の外がやけに閑散としてるな~と思ったら…
3,000円席に相当すると思われる、スタンド席上半分を閉鎖してました。
そのため、1万人クラスの会場で客入りは5300人。
プロレス界全体が低迷しているとはいえ、10周年記念大会でこの光景は寂しい限りです。
しかしながら、開放していた席に関してはほぼ埋まっていたので、
プロレスリング・ノアの皆さんには全席開放できるように盛り上げていただきたいものです。
さて、試合です。
第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
田上、雅央× 10分43秒 ジャーマンスープレックスホールド 谷口○、青木
第2試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
バイソン○、キース、石森、マルビン 11分53秒 バイソンテニエル ヨネ、彰俊、平柳×、志賀
第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
秋山、佐野、橋× 15分41秒 デスロール 健介、小川、中嶋○
これといって意味合いを感じない3試合。
アンダーカードがアレなのはある意味ノアらしいのですが、
10周年記念らしいカードを組んでほしかった。
対抗戦否定派のKENTAさんが、
負け要員と思われるエディ・エドワーズと組んで、
新日本プロレスとの対抗戦にねじ込まれた一戦。
相手チームは前IWGPジュニアタッグ王者のapollo55。
チームワークの差が大きく、apollo55の完勝。
エディ・エドワーズが捕まることが多く、
KENTAさんはいまひとつハジけきれてない感じでした。
160kgの森嶋と150kgの吉江の合計300kgオーバー巨漢対決。
往々にして巨漢対決はグダグダになったりするのですが、
今回もそんな感じでw
バックドロップで綺麗に投げ切った森嶋さんの勝利。
バックドロップのキレや160kgで飛び技ができるところなんかは凄いのですが、
"地味なチャンピオン"こと金丸選手に華がある丸藤さんが挑戦。
新日Jr勢を倒しまくってきた丸藤さんが勝つと思われていましたが、
いつもながらの一気の畳み掛けで金丸さんが勝利。
金丸さんが丸藤さんの攻撃を要所要所でしっかりかわしていたのが印象的でした。
普段とあまり変わらない丸藤さんに対して、しっかり対策を練ってきた金丸さんの方が、
この一戦に懸ける気持ちが上回っていたように見えましたよ。
ノアの若きエースである潮崎豪と、プロレス界のエースと豪語する棚橋の一戦。
今年の新日本1.4東京ドーム大会でも組まれたカード。
序盤、潮崎さんは得意のチョップをブロックされ続けて全くペースが掴めず。
チョップに頼りすぎで、他が疎かになってるような…。
逆に棚橋さんは逐一アピールを入れてくる余裕ぶり。
レスラーとしての完成度は一枚も二枚も上ですな。
しかしながら、アピールしすぎが仇となって棚橋さんの負け。
まあ、あまり勝ち負けにこだわってなかったような気もします。
潮崎さんは勝つには勝ったものの、エースと呼ばれるにはまだまだですな。
チョップ以外の部分のあらゆる進化と、自身のスタイルの確立を期待しております。
今回、王者杉浦さんに挑戦するのは、
かつてタッグを結成していた時のボス的存在である
"プロレス界の帝王"こと高山善廣選手。
試合はこの二人ならではのゴツゴツした打撃中心の展開。
それにしても、杉浦さんは良い選手になったな~。
あの打撃の重い高山さんと渡り合って、打ち負かせてしまうタフさが素晴らしい。
グーパンチでの殴り合いは気持ちが伝わってきます。
最後は杉浦さんのオリンピック予選スラム2連発で、
文句無しのフォール勝ち。
最後は杉浦さんのオリンピック予選スラム2連発で、
文句無しのフォール勝ち。
見事な高山越え。
感動的なフィナーレでした。
杉浦さんはエースといった感じではないのですが、
実力は誰もが認めるところ。
王者としてより一層ノアを引っ張っていっていただきたいものです。
全試合終了後
この日の中継の解説を務めた、現在ひじのケガで欠場中の
"鉄人"小橋建太選手に人集りと声援が。
偉大な選手ではありますが、小橋さんに声援が集中すればするほど、
他の選手の頑張りが足りないんじゃないかという気分になって悲しくなりました。
"鉄人"とはいえ、今や小橋さんも身体がボロボロの状態。
安心して引退させてあげられるよう、ノアの選手の奮起に期待しております。
◆◇ プロレスリング・ノア ◇◆