ひっそり斬る

神奈川周辺のお一人様食べ歩きブログです。

ホテルニューグランド ザ・カフェ@元町・中華街 シーフードドリアほか

ARAPROさんが「プリン・ア・ラ・モード」を
食べに行くと仰っていたので、
私もご一緒させていただきました~。

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1927年創業の歴史的ホテル。
「スパゲッティ ナポリタン」、「ドリア」、「プリン・ア・ラ・モード」は
このホテルで生み出され、日本の食文化に多大な影響を与えたそうです。

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その歴史を感じさせる内装。
創業当時のままだったりするのでしょうか。
中庭なんかもあったりします。

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何やら凄いホテルですな。
異国情緒あふれる横浜のランドマーク的存在として有名らしいのですが、
ホテルには全く縁のない私は全く知りませんでしたよ…。

さて、目的の「プリン・ア・ラ・モード」ですが、
本館1階にあるレストランでいただけます。

ザ・カフェ
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何と9組待ちの状態でした。
案内係の人に名前と人数を伝えて待ちます。
約40分待ちで店内へ。

店内
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一見ファミレスっぽい気がするものの、
所々に大理石が使われていたり、お皿が飾ってあったりして、
どことなく品の良さを感じさせる雰囲気。
店員さんの人数が多いのもホテル的です。

メニュー
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どれもその辺のお店の2倍くらいのお値段で…。
更にサービス料10%が発生します。
気軽には行けませんな…。

「プリン・ア・ラ・モード」の前にますは食事を。

スパゲッティ ナポリタン 1,575円 + サービス料10%
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ARAPROさんが注文。

終戦後、進駐軍がスパゲッティにケチャップを和えて食べていたものを、
2代目料理長の入江茂忠さんがホテルで出せる料理としてアレンジ。

ケチャップは使用せず、オリジナルのトマトソースで味付けされています。
そのため、一般的な大衆ナポリタンとは全くの別物。
トマトソースのパスタを食べているような感覚です。
 
今ではイタリア料理店で本格パスタを気軽に食べられますが、
60年以上前にこのスパゲッティを食べることができたと考えると、
その凄さを改めて感じることができます。
 

オムライス 1,680円 + サービス料10%
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ARAPROパパさんが注文。
ケチャップかデミグラスソースかを選べます。

玉子が綺麗ですね~。
中のライスもしっとり。
ほろ苦いデミグラスソースも秀逸だったようです。
 

シーフードドリア 1,995円 + サービス料10%
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ドリアは私が注文。
 
体調を崩したお客さんからのリクエストにより、
初代料理長のサリー・ワイル氏が即興で作ったという、
ご飯入りのまろやかな小海老のグラタン。
 
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ベシャメルソースがたっぷり。
店員さんによると3種類のソースをブレンドしているそう。
非常にクリーミーでありながら、さっぱりといただけます。
 
具は、海老、貝柱、マッシュルーム。
質が良いだけでなく、たっぷり入っているのも嬉しい。
ファミレスで出てきそうな見た目ながら、クオリティは全く違います。
 
 
プリン・ア・ラ・モード 997円 + サービス料10%
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ARAPROさんが注文。
 
戦後、甘いモノ好きのアメリカ人のために、
プリンとアイスクリームを一緒に
盛り付けるようにしたのが始まりだとか。
 
クラシカルな固めのプリン。
添えられているフルーツの質も良く、
オレンジの皮部分が全て取り除かれているのが流石。
 
 
チョコレートパフェ 997円 + サービス料10%
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ARAPROパパさんが注文。
チョコレートのムースやビターなチョコソースが入っています。
フレーク等のかさ増し要員がいないところがGOOD。
 
ということで、伝統と歴史を味わえましたよ~。
現代でも十分美味しいクオリティなのが素晴らしいです。
 
素材、雰囲気、サービス等を考えると、
この値段も納得に感じるのでした。