珍しく65さんからお誘いがあったので、
2人きりでランチをすることに。
il tram(イルトラム)
2013年6月オープンのイタリア料理店。
現在食べログ3.84点で、
席が10席程度しかないことから、
「予約が取れないイタリアン」
として知られているようです。
65さんはこのお店に月イチで通っており、
2名で予約を入れて、
食事と会話を楽しんでいるそう。
親しい人が一巡したので、
私を誘ってみたんだそうで。
店内
カウンター4席にテーブル2卓。
非常に小ぢんまりとしています。
店員さんはシェフの川邊亮祐さんのみ。
都内のイタリア料理店で4年間修行後に独立。
1985年生まれということで、
若くてイケメンさんですよ~。
Cena Tram 5,000円(サ料&税込5,724円)
65さんの意向により、
夜のコースをいただくことに。
シェフのスペシャリテである
「チコリの1時間ロースト」を
いただくのが目的です。
- Pane(パン) -
自家製フォカッチャ
塩分控えめ。
粉の密度が濃く、
小麦の風味が楽しめます。
- Zuppa(スープ) -
様々な茸のブロード コラトゥーラ スダチ
ブロード=お出汁ということで、
日本の茸+ポルチーニ茸のスープ。
透明の包にくるんであります。
この技法、マンガで見たことある(笑)
"イタリアの魚醤"コラトゥーラで
味付しているようですが、
茸エキスが濃厚でほぼ茸味です。
味変用に添えられている
スダチを使ってみたのですが、
かけすぎてしまったせいか、
味がスダチに支配されちゃいました。
加減が必要だったみたい。
- Stuzzichino(ひと口前菜) -
ブッラータ 柿 カシューナッツ
ブッラータというチーズを
柿のソースでいただきます。
何だか懐石料理に出てきそうな
豆腐とか湯葉料理みたいな一品。
65さんによると、
シェフは海外での修行経験が無い上、
お寿司屋さんへよく食べに行ってるそうで、
イタリアンっぽさを感じない
オリジナル色の強い料理が展開されていきます。
- Antipasto 1 (前菜1) -
秋刀魚 パプリカ オレガノ
巻いた秋刀魚を焼いたもの。
パプリカソースの風味が思いのほか強め。
旬の食材を使う一方で、
食材の風味をあえて喧嘩させているようにも感じます。
- Antipasto 2 (前菜2) -
チコリの1時間ロースト ゴルゴンゾーラ・ピカンテを添えて
チコリは火の通ったタマネギみたいに柔らか。
トリュフオイルを塗りながら焼いているらしく、
かなり香ってきます。
チコリの甘味と苦味を
トリュフの香りが包み込んで、
クセを感じさせることなく
上手くまとまっています。
添えられているゴルゴンゾーラで
こってり感をプラス。
こちらも相性良好です。
見事な一皿ですな。
- Primo Piatto 1 (パスタ料理1) -
ノーザンルビー ミニョネット ラビオリ
鴨肉を包んだラビオリ。
ノーザンルビーという紫色のジャガイモの
ソースでいただきます。
鴨肉がこってり濃厚な旨味。
ノーザンルビーのソースはおだやか。
ミニョネット(粗挽き胡椒)が
辛くてむせちゃいました(笑)
- Primo Piatto 2 (パスタ料理2) -
ひよこ豆 トリュフ タリアテッレ
ちりめんじゃこかと思ったらトリュフでした(笑)
チコリとのまさかのトリュフかぶり。
チコリの時のトリュフ風味が強かったせいもあって、
こちらはあまり効果的ではない印象。
ひよこ豆のソースはほっとする優しい味わい。
もっちりしたタリアテッレも雑味が無く良好。
- Second Piatto (肉料理) -
マンガリッツァ豚 パースニップ 玉葱
提供前にシェフが塊の状態を見せてくださいました。
おちゃめなシェフですな(笑)
切り出されてかなり小さくなりました。
切れ端はどこへ消えたのか…(笑)
肩ロースを低温調理にて
3時間かけて火入れしたそう。
非常に綺麗なピンク色。
高級なとんかつの
中心部だけを食べてるような感覚。
お肉自体の旨味と甘味が広がります。
パースニップ(白ニンジン)のソースと
揚げ玉葱が添えられていますが、
お肉が美味しすぎて不要に感じるほど。
以上でコース終了。
シェフにお見送りまでしていただいちゃいました。
独特な料理がいただけて楽しかったです。
65さん、色々とエスコートしてくださって
ありがとうございました~。
お一人様しづらいお店にはなかなか行けないので、
ありがたかったです。
またよろしくお願いします~。
お店ホームページ