お蕎麦が食べたい気分だったので、
こちらのお店へ行ってみました。
手打蕎麦 まるやま
食べログによるとオープン日が1953年。
長らく「長寿庵」として営業していたお店が、
10数年前から手打ちに切り替えて、
店名も変わったようです。
店内
お蕎麦屋さんらしい和の落ち着いた雰囲気。
テーブル席のみで6~7卓でしょうか。
入店時には満席に近い状態で、
後から来たお客さんが数組店外待ちに。
店員さんは男性1名・女性2名。
ご家族なのかも。
店員さんの対応が丁寧で素晴らしいです。
メニュー
お昼の時間帯でしたが、
セットメニューは平日のランチのみなので、
全て単品になります。
結構いいお値段ですな…。
でも、せっかくなので、気合いを入れて
「二種せいろ」と「小天丼」を注文。
季節に合わせて冷たいお茶なのが嬉しい。
忙しく動いている中でも
定期的に注ぎ足しに来てくださいます。
二種せいろ 1,500円、小天丼 1,250円
「せいろ」と「田舎せいろ」が同時に楽しめる一品。
「小天丼」も合わせて提供。
先客が多かったせいもあって、
注文から25分くらいかかりました。
左が「田舎せいろ」で右が「せいろ」。
いずれもザラザラしており、長さも不揃いで、
手打ち蕎麦らしさを感じさせるお蕎麦です。
「せいろ」は洗練された風味と甘味を楽しむ感じで、
「田舎せいろ」は殻の粒の存在感がありつつも、
下品にならないようにまとまっています。
そばつゆ
そばつゆも「せいろ」用と「田舎せいろ」用が
別になっているところにこだわりを感じさせます。
どちらも辛さや塩気の刺激の奥に鰹節が香る感じで、
味自体は似ている気がするのですが、
「田舎せいろ」用の方がまろやかさがある印象。
小天丼
評判の良い「小天丼」。
ご飯は少なめですが、
天ぷらは盛り沢山。
内容はパプリカ、ナス、シメジ、シシトウ、カボチャ、
サツマイモ、海老といった感じでしょうか。
甘味のあるタレが染み込んでいます。
揚げ油に太白胡麻油を使用しており、
天ぷら屋さんの天丼と比較しても
遜色がないレベルのクオリティー。
とくに海老が車海老っぽい感じで
美味しくいただけました。
そば湯と一緒に蕎麦ぼうろと
蕎麦かりんとうがサービスで出てきました。
このようにお茶菓子のように供されるのは初めて。
市販品っぽい気がしましたが嬉しいサービスです。
そば湯はさらさらであっさりしたものでした。
ということで、お会計は2,750円。
値段に見合った内容だったので、
後悔はありません(笑)
看板メニューの「穴子天せいろ」も
食べてみたくなったのでした。
2,500円しますけどね…。